ローヤルゼリーを飲まないほうがいい人

ローヤルゼリーは健康食品のため、多くの人が摂取できるとされていますが、中には気を付けた方が良い人もいます。
それは、胃腸が弱い人・アレルギーを持っている人・ワーファリンを服用している人・妊娠中の人・乳幼児などです。
なぜ、摂取が好ましくないのかは下記にて詳しく解説されていますので、ぜひご覧ください。

ローヤルゼリーを飲む時に注意が必要な人

健康食品として大変な注目を浴びているのがローヤルゼリーです。しかし、健康食品だからといって、誰もが飲めるというわけでもありません。その人の体質やアレルギー、服用している薬などによっては、命に関わることもあります。
今回はローヤルゼリーを飲む時に注意が必要な人、あるいは飲んではいけない人をご紹介します。

胃腸が弱い人

胃腸が弱い人がローヤルゼリーを飲むと腹痛や下痢を起こすことがあります。これは、ローヤルゼリーを消化しきれていない場合が多いためです。特に、小さなお子さんや消化器官が弱い人にみられる症状です。その場合は摂取する量を調整してみてください。
それでも症状がある場合は使用を中止して、医師に相談するようにしましょう。

アレルギーを持っている人

ローヤルゼリーは、ミツバチの体内から出る分泌液から作られています。
そのため、アレルギーを持っている人が飲むと、ローヤルゼリーのタンパク質により、アレルギー反応を示すことがあります。喘息・鼻炎・アトピーをお持ちの方は注意して摂取する必要があります。
また、過去にハチに刺されたことがある人は、アナフィラキシーショックに要注意です。アナフィラキシーショックを起こすと、全身に様々なアレルギー症状が現れ、命に関わる危険性があります。
最近では、アレルギー反応が出にくいローヤルゼリーも販売されていますが、絶対ではないということを頭に入れておいてください。

ローヤルゼリーを飲まないほうがいい人

ワーファリンを服用している人

ワーファリンを服用している人は、ローヤルゼリーを飲まないことが無難とされています。ワーファリンは、脳梗塞や心筋梗塞を患った人が服用する薬で、血液が固まらないようにする効果があります。
ワーファリンを服用している人がローヤルゼリーを飲むと、さらにワーファリンの効果を高めてしまう恐れがあります。その状態で怪我や出血をしてしまった場合は、血が止まらなくなり、命に関わることも考えられます。
どうしてもローヤルゼリーを飲みたい人は、医師としっかりと相談することを強くおすすめします。

妊婦の人

ローヤルゼリーを販売しているメーカーでは、妊婦のローヤルゼリーの摂取はしないように、という注意喚起がされています。実際のところ、妊娠期間中にローヤルゼリーを摂取することへの影響は解明されていません。
しかし、子どもの将来を考えると避けておいた方が無難といえるでしょう。

1歳未満の乳幼児

ローヤルゼリーははちみつと同じで、ボツリヌス菌が入っていることがあります。
これは、ミツバチが花の蜜や花粉を採取する時にボツリヌス菌も運んでしまうためです。ボツリヌス菌は、自然界に存在する菌で、大変強い毒を作ります。
大人の場合は、ボツリヌス菌が体内に入っても胃液などで消滅しますが、乳幼児の場合は体内で繁殖し、最悪の場合は死に至ります。そのため、はちみつとローヤルゼリーは、1歳未満の乳幼児には飲むことができません。
くれぐれも1歳未満の乳幼児には飲ませないようにしてください。

ローヤルゼリーは注意して摂取しましょう

ローヤルゼリーは手軽に飲める健康食品ですが、手軽さゆえの危険もあることを知っておくことが大切です。場合によっては、命を落とすことも想定されます。
アレルギー・薬を服用している人は、一人で判断せず、医師と相談してローヤルゼリーを飲むことをおすすめします。