ローヤルゼリーの飲み合わせ(漢方薬)
ローヤルゼリーは栄養価が高く、手軽に摂取できるというメリットがあります。また、他の食品と飲み合わせることができるのも利点の一つといえるでしょう。
しかし、どんな食品とでも組み合わせられる訳ではなく、場合によってはローヤルゼリーの成分を損なってしまうこともあるのです。
その一つに漢方薬が挙げられます。
漢方薬の中にはタンニンが含まれていることがあり、体内でタンニン鉄を作り出してしまいます。タンニン鉄は鉄の吸収を阻害する作用が含まれており、ローヤルゼリーに含有されている鉄が吸収されないというデメリットを引き起こします。
今回は、漢方薬と相性が悪い理由について詳しくみてまいります。
漢方薬と一緒にしてはいけない理由とは
ローヤルゼリーと漢方薬との飲み合わせは良くないとされています。これには理由があり、漢方薬にはタンニンと呼ばれる成分が含んでいることがあります。タンニンは、鉄と結合してタンニン鉄と呼ばれる成分を作り出します。
このタンニン鉄は、体内で鉄の吸収を阻害するというデメリットがあるのです。鉄は、体内でヘモグロビンを作る際に欠かせない成分となっています。酸素を全身へ届けるのに鉄は必要不可欠な成分です。
ローヤルゼリーには鉄が多く含まれており、貧血予防のために摂取される方もいますが、タンニンが含まれている漢方薬と一緒にすることはおすすめしません。全ての漢方薬にタンニンが含まれている訳ではありませんが、ローヤルゼリーと漢方薬を同時摂取される場合は、漢方薬の成分を把握しておくことが重要です。
ちなみにタンニンは、漢方薬以外にも、コーヒー・紅茶・お茶などにも含まれていますので、これらの飲み物と一緒にすることもおすすめしません。
ローヤルゼリーの成分を損なわないように注意する
ローヤルゼリーは高い栄養価を誇る成分が豊富に含まれている反面、一緒に飲み合わせる食品によっては壊れてしまう成分があるのも事実です。他の食品と飲み合わせる場合は、含まれている成分を把握して、ローヤルゼリーの成分を壊してしまわないかを確認しておくことが重要です。
どうしても、ローヤルゼリーと漢方薬を一緒に摂取したいという方は、鉄の吸収を阻害するタンニンが含まれていない漢方薬を使用するようにしましょう。